ビットコインは将来1億円になる？専門家の予想を一挙公開！

このような悩みを解決できる記事を執筆しました。

ビットコインは2009年に発行された初めての仮想通貨で、2024年現在も時価総額ランキング1位と仮想通貨の王様と言われる通貨です。

これまで上昇と暴落を繰り返しながらも、将来的には1BTCあたり1億円になるのか注目されています。

この記事では、ビットコインが将来1億円になるのか専門家や著名人の声を紹介しつつ、ビットコイン投資のメリットや注意点を解説します。

ビットコインとは？

シンボル	BTC
創設者	サトシ・ナカモト
発行年月日	2009年1月
時価総額	179兆5,590億円 （2024年7月4日現在）
1BTCあたりの価格	953万2,659円 （2024年7月4日現在）
発行上限	2,100万枚
中央管理者	いない
購入できる取引所	コインチェック、ビットフライヤーなど

ビットコインは「サトシ・ナカモト」と名乗る人物が2008年に発表した論文をもとに作られた仮想通貨です。

ブロックチェーンという技術が組み込まれたビットコインは安全性が高く、これまでにハッキング等の被害に遭ったことがありません。

ビットコインは仮想通貨の一種で、1万種類以上ある仮想通貨で最も時価総額が高い通貨です。

近年はビットコインを法定通貨として扱う国が現れたり、大企業がビットコインを購入したり、世間からの認知拡大と共に存在感が増しています。

ビットコインの特徴5つ

ビットコインは、普段私たちが使っている「円」と全く異なる性質を持っています。

ビットコインはその希少性や安全性から、仮想通貨で最も取引されている通貨です。

特徴1：発行枚数が2100万枚と決められており希少性が高い

ビットコインは発行枚数が2,100万枚と決められており、希少性が高いのが特徴です。

同じく数に限りがある「金」になぞられて、デジタルゴールドと言われています。

法定通貨の円や株式は発行上限がないので、発行しすぎて価値の希薄化を起こす場合があります。

しかし発行枚数が決められているビットコインに、希薄化リスクはありません。

特徴2：時価総額1位で仮想通貨の王様

ビットコインは時価総額179兆5,990億円で、1万種類以上ある仮想通貨で最も時価総額が高い通貨です。（2024年7月現在）

順位	銘柄名	時価総額
1位	ビットコイン（BTC）	1,795,990億円
2位	イーサリアム（ETH）	576,076億円
3位	バイナンスコイン（BNB）	118,141億円
4位	ソラナ（SOL）	99,979億円
5位	リップル（XPR）	38,112億円

時価総額2位のイーサリアム（ETH）が57兆6,076億円なので、実に3倍以上の価格差があります。

ビットコインは時価総額が高いので、流動性リスクが低い通貨です。

特徴3：ブロックチェーン技術が組み込まれおり安全性が高い

ビットコインにはブロックチェーン技術が組み込まれており、安全性が高いのが特徴です。

ブロックチェーン技術が組み込まれているので、ハッキングの危険性が限りなく低いです。

ブロックチェーン技術により、ビットコインは法定通貨に比べて安全性の高い通貨と言えます。

特徴4：銀行のような中央管理者がおらず縛りがない

ビットコインは日本の日本銀行やアメリカのFRBのような中央管理者がいません。

中央管理者がいないビットコインは、投資家一人一人が管理をするP2Pの仕組みをとっています。

国のような中央管理者がいないので、国や権力者の意向で価格や発行量が左右されない公平な通貨です。

特徴5：約4年に1回の半減期に価格上昇しやすい

ビットコインは約4年に1回の「半減期」で価格が上昇しやすいといった特徴があります。

半減期はマイニング報酬のビットコインが半減してビットコインの希少性がさらに増すので、需要に対して供給が減って価格が上昇しやすいのです。

半減期の時期	マイニング報酬	価格上昇
2012年11月28日	50BTC→25BTC	ー
2016年7月6日	25BTC→12.5BTC	2017年4月
2020年5月11日	12.5BTC→6.25BTC	2020年10月
2024年4月20日	6.25BTC→3.125BTC	？

ビットコイン投資をする場合は、半減期を狙って運用するのがおすすめです。

ビットコインは将来1億円になるのか？

ビットコインは、将来的に1億円になるとの声があります。

ちなみに現在（2024年7月）の1BTCの価格は、953万2,659円です。

ビットコインの今後の価格について予想している専門家や著名人の声を集めました。

2025年までに10万ドル（1,500万円）　ブルームバーグのマイク・マクグローン氏

ブルームバーグは2025年までにビットコイン価格が10万ドル（1500万円）に達すると予測しています。

この予想は2020年のもので、2024年現在のビットコインは約1,000万円のため、5年前の予想はかなり現実的で達成可能な予想となっています。

引用元：Sputnik

2030年までに380万ドル（5.9億円）　アークインベスト社CEO キャシー・ウッド氏

アークインベスト社SEOのキャシー・ウッド氏は、2030年までにビットコインは380万ドル（5.9億円）になると予想しています。

ウッド氏によると、基本シナリオでも2030年に60万ドル（9,300万円）になるとの予想で、1BTC＝1億円は十分達成可能との見方を示しています。

引用元：COIN POST

2030年までに（1億円）　マイクロストラテジー社

マイクロストラテジー社は、2030年までにビットコイン価格が1億円に達すると予想しています。

ビットコインを大量保有していることで有名なマイクロストラテジー社は、約130億ドル（2兆300億円）相当のビットコインを保有中です。

マイクロストラテジー社によるビットコインの大量保有は、ビットコイン価格の上昇を見込んでいるのでしょう。

長期的には15万ドル（2,250万円）　JPモルガン

JPモルガンのストラテジストは、長期スパンではビットコインの価格は15万ドル（2,250万円）に上昇すると予想しています。

ただし現在のビットコイン価格は、公正価値に比べて割高との考えも示しています。

ビットコイン価格が15万ドルになるには、ビットコインの時価総額が2.8兆ドル（約320兆円）に達し、個人が投資目的で保有しているすべての金の価値と並ぶことを前提としているそうです。

引用元：Forbes JAPAN

ビットコイン価格が今後も上昇する理由6つ

ビットコイン価格が今後も上昇すると言われる理由は6つあります。

一つずつ確認していきましょう。

理由1：半減期によって価格が上昇する

これまでの値動きをみると、ビットコインはマイニング報酬半減期の後に価格が上昇していました。

半減期は約4年に1回起こり、半減期を境にビットコインの希少価値が上昇します。

半減期の時期	上昇率
2012年11月28日	×（ビットコインの認知が薄く、大幅な上昇なし）
2016年7月6日	30倍
2020年5月11日	6倍
2024年4月20日	？

最新では2024年4月20日に半減期となりました。

理由2：仮想通貨の認知の拡大

仮想通貨は年々認知が拡大しており、認知拡大に伴ってビットコイン価格の上昇が見込まれています。

仮想通貨の市場規模は、2023年に2兆2,252億米ドルと評価され、2032年に5兆5,528米ドルに達すると予想されています。

今後10年間は、年平均10.2%で市場規模が拡大される予想です。

市場規模が拡大して需要が増加すると、ビットコイン価格が上昇する可能性が高いです。

理由3：利用場面が増加している

仮想通貨の利用場面は年々増えており、仮想通貨の価格が上昇する要因となりえます。

利用場面が増えると、仮想通貨を投資目的だけでなく普段使いできる便利な通貨と判断して利用する人も増えるため、仮想通貨の需要が増加します。

たとえば高級ファッションブランドのグッチやバレンシアガは、アメリカの一部店舗で仮想通貨決済が可能です。

また日本でも、大手家電量販店のビッグカメラの全店舗で仮想通貨決済に対応しています。

「BTC Map」のデータによると、ビットコイン決済対応店舗は、2023年1月2日時点で2,207店舗でしたが、2024年1月8日時点で6,332店舗に増加しているそうです。

仮想通貨の利用が日常に根付くと、仮想通貨の需要が増して価格が上がるでしょう。

仮想通貨で決済ができる店舗は、こちらの記事で紹介しています。

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理由4：社会情勢の悪化に伴う価格上昇

社会情勢の悪化や金融不安がある地域では仮想通貨が買われやすく、結果的に仮想通貨価格が上昇する可能性があります。

たとえば2021年にトルコの法定通貨であるトルコリラの価値が下落した際に、資産の避難先として仮想通貨が大量に購入され、ビットコイン価格が上昇しました。

仮想通貨価格が上昇するには、社会情勢や金融不安は一部地域でないといけません。実際、コロナショック時はビットコイン価格は下がっています。

理由5：ビットコインETFの承認

2024年1月、アメリカ証券取引委員会（SEC）で現物ビットコインETFが承認されました。

現物ビットコインETFが承認されたことにより、機関投資家からの注目が高まり、ビットコインに資金が流入する可能性があります。

アメリカ証券取引所（SEC）が現物ビットコインETFを承認した2024年1月以降、ビットコインは上昇トレンドになっています。

理由6：行政機関の利用拡大

行政機関で仮想通貨の利用が拡大されると、ビットコインを含む仮想通貨の価格が上昇する可能性があります。

2021年9月7日、エルサルバドルで世界で初めてビットコインが法定通貨として認められました。

このニュースを受けて、ビットコインは1ヶ月程度で約50％値上がりしました。

今後も行政機関で仮想通貨の利用が推進されると、仮想通貨価格の上昇が予想されます。

ビットコインが暴落する可能性はある？

ビットコインはこれまでに何度も暴落があったので、今後も暴落する可能性はあるでしょう。

1：取引所のハッキングなどの信頼低下

取引所がハッキングされて仮想通貨が盗まれたときは、価格が下落します。

なぜなら「仮想通貨は怪しい、危険なもの」と、仮想通貨に対する世間からの信頼がなくなるからです。

これまでハッキングされたのは、仮想通貨取引所であって仮想通貨そのものではありません。たとえばビットコインはブロックチェーン技術でハッキングが実質不可能なので、仮想通貨自体は安全です。

以上のように、取引所がハッキングされ資金流出があった場合は、ビットコインを含めた仮想通貨の価格が下落します。

2：各国の仮想通貨に対する規制強化

これまでの経過を確認すると、各国の規制強化に伴い仮想通貨価格が下落する傾向にあります。

規制強化される国が大国であるほど、価格の下落は顕著です。

例を挙げるなら、中国で2013年、2019年、2021年と3回に渡り仮想通貨に対する規制が強化され、いずれも一時的に仮想通貨価格が暴落しました。

各国の仮想通貨に対する規制は、日々注視しておく必要があるでしょう。

3：半減期などで市場が加熱しすぎたとき

ビットコインは半減期に価格が上昇しやすいと説明しましたが、急激に上昇した価格は下落しやすいです。

なぜなら急激に上昇した場合はバブル状態だからです。

これまでの半減期で価格が上昇したあとは必ず下落局面が来ています。

ビットコインの半減期は価格上昇しやすいので買いどきですが、上昇局面が終了すると下落局面が来ることを念頭に置いて投資しましょう。

仮想通貨の上手な使い方2選

仮想通貨は投資以外にも使い方があります。

この章では、仮想通貨の日常での上手な使い方を2つ紹介します。

仮想通貨の上手な使い方1：海外送金は手数料が安い

仮想通貨を使うと、海外送金がの手数料が格段に安くなるといったメリットがあります。

そもそもビットコインを作ったサトシ・ナカモトは「海外送金にかかるコストを減らしたい」という思惑があったそうです。

10万円を法定通貨で日本からカナダに送金する場合は5,000円前後の手数料がかかりますが、仮想通貨なら100円程度しかかかりません。

以上にように、海外送金には仮想通貨を使用すると手数料を抑えられます。

仮想通貨の上手な使い方2：海外での支払いで通貨交換の手間と手数料負担がなくなる

仮想通貨を海外で使用すると、通貨交換の手間と手数料負担がなくなり便利でお得です。

たとえば円をドルに交換する場合を考えてみましょう。

10万円を通貨交換する場合、数千円程度の手数料負担が発生しますが、仮想通貨で決済する場合は通貨交換の手間や手数料はありません。

海外は日本よりも仮想通貨で決済できる店舗が多いので、海外に行く際は仮想通貨での決済を試してみましょう。

ビットコインを購入するおすすめのタイミング3つ

初心者の方は、ビットコインをいつ購入すればいいか分からないと思います。

この章では、ビットコインを購入するタイミングについて解説していきます。

おすすめ1：円の価値が毀損したタイミング

円の価値が毀損したタイミングでビットコインを購入するのは一つの選択肢です。

なぜなら円の価値が毀損しているのに円のみを保有していると、資産が目ビリするからです。

実際2021年にトルコリラの価値が下落したときは、トルコリラが売られビットコインが大量に購入されました。

円の価値が毀損されたときに、価格変動が大きいビットコインのみを購入するのは危険です。あくまでリスクヘッジとして、米ドルなど他国の法定通貨と合わせてビットコインを購入しましょう。

おすすめ2：ビットコイン価格の暴落時

ビットコイン価格が暴落したタイミングで購入するのがおすすめです。

理由は簡単で、仮想通貨は株と同じく価格が安いときに購入して高いときに売却すると利益を得られるからです。

以上の暴落兆候があれば、チャートを毎日確認してエントリーするタイミングを見定めましょう。

おすすめ3：初心者はコツコツ積立投資がおすすめ

初心者は少額をコツコツ積み立てる方法がおすすめです。

過去のチャートを分析すると底値と高値を判断できますが、現在進行形で変動する価格を前に買いどきを正確に判断するのは、初心者には難しいです。

少額を積み立てるのなら損をする可能性が低くなり、価格が高騰して利益が出たタイミングで売却することも可能です。

ビットコイン投資の注意点2つ！知らないと大損

ビットコイン投資を始めるにあたり、いくつかの注意点があります。

注意点を知っておかないと損をするリスクがあるので、一緒に確認しましょう。

注意点1：金融庁・財務局の登録された取引所で購入する

ビットコインを購入する際は、必ず金融庁・財務局に登録された取引所で購入してください。

理由は一つで、日本では2017年4月に改正資金決済法によって、金融庁に登録し認められた取引所でなければ仮想通貨の売買はできないからです。

つまり金融庁に登録されていない取引所は、詐欺の可能性が高いのです。

金融庁への登録業者は、こちらから金融庁のページに飛んで確認してください。

聞き馴染みのある取引所で購入すれば大丈夫です。

注意点2：価格変動リスクがある

仮想通貨は価格変動リスクがあるので、損をする可能性があるのを知っておきましょう。

なぜなら仮想通貨は株式と同様に、市場の需要と供給で価格が決まるからです。

株式は1日の値動きに上限がありますが、仮想通貨の価格変動に上限はないので仮想通貨は株式よりも価格変動が大きいと言えます。

仮想通貨投資を始める前に、価格変動によって損をするリスクがあるのを十分に理解して始めてください。

ビットコインに関するよくある質問に回答

最後に、仮想通貨に関するよくある質問に回答していきます。

Q1：ビットコインの2025年、2030年の価格予想は？

ビットコインの2025年、2030年のAIによる価格予想は、価格予測サイト「coin price forecast」によると以下のようになっています。

現在のドル円レートで円に直すと、2025年は約1,720万円、2030年は約2,640万円に達します。

価格上昇の要因が重なると、さらに価格が上昇する場合も考えられます。

Q2：ビットコインは将来的に10億円になる？

ビットコインが将来的に10億円になると言っている専門家や著名人は、現時点ではいません。

ただし世界中で仮想通貨が法定通貨として普及したり、使用用途が増えることで仮想通貨の価値が上昇する可能性はあるでしょう。

Q3：仮想通貨で1億円稼いだ場合の税金はどのくらい？

仮想通貨で1億円の利益が出た場合、半分以上の5,000万円以上は税金を払わなければいけません。

Q4：ビットコインを持っている人の割合は？

Web3メディア「Mediverse」を運営するフォーイットの調査によると、日本のビットコイン保有率は全体で15％です。

年齢別割合をみると20代が最も多く25％、60代以上が最も少なく1％という結果になっています。

株式に比べて価格変動が大きい仮想通貨は、年配層には敬遠されているようです。

なお男女比でみると、男性の保有率の方が若干高いことがわかりました。

まとめ：ビットコイン価格は今後も上昇する可能性が高い

専門家や著名人が予想している通り、ビットコイン価格は今後も上昇することが予想されています。

ただし1.2年のうちに1BTCが1億円になるというわけではなく、以下のようなビットコイン価格を上昇させる要因が重なる必要があります。

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　※ 対象：国内の暗号資産取引アプリ、期間：2019年１月〜2023年12月 データ協力：AppTweak