この記事で解決できる疑問
このような悩みを解決できる記事を執筆しました。
消防士は、休みが多いというイメージを持っている人が多いと思います。
実際、私が消防士になった理由は、休みが多いという話を聞いたからです。
結論、消防士の休みは非常に多く、月20日程度、年間240日程度が休みになります。
この記事の前半では「消防士の勤務形態と休みが多い理由」について解説し、後半では「有効的な休みの使い方」について紹介します。
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目次
消防士の勤務時間は条例で決まっている
地方公務員である消防士の勤務時間は、各自治体の条例で定められています。
職員の給与、勤務時間その他の勤務条件は、条例で定める
地方公務員法第24条第5項
条例は各自治体が制定するので、消防士の勤務時間に全国統一はありません。
ただし、さすがに各自治体で勤務時間や週休日が大きく違うということはなく、「1週間で38時間45分」「4週間で8日の週休日」を勤務時間としている自治体が多いです。
消防士の勤務形態の種類
勤務形態の種類
消防士の勤務形態は大きく分けて、以上の3種類に分けられます。
「令和5年消防白書」の情報によると、勤務形態別の割合は2部制が最も多く49.9%、続いて3部制が27.8%、毎日勤務が19.8%です。
細かく言うと、4部制を敷いている消防本部もあり、それがその他に分類されていますが、割合的に少ないので今回は説明を省略させていただきます。
交代制勤務(2部制)
交代制勤務(2部制)は、当番(勤務)と非番を24時間ごとに繰り返す勤務体系です。
当番を3回繰り返すと、2日の週休が入り3連休となります。
ただし、このパターンで勤務を続けると勤務時間が超過するので、2か月に1回ぐらいの頻度で週休がプラスで入ります。(図でいうと、25・26日の週休は追加の週休)
その結果、1ヶ月の当番数は10回前後になることが多いです。
「非番」について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてね!
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交代制勤務(3部制)
3部制は、24時間勤務の当番が終わると、2連休(非番、週休)を繰り返す一勤二休のサイクルです。
そして、1ヶ月に1回くらい日勤が入るというのが特徴です。
3部制も2部制と同様に1ヶ月の勤務数が10日前後になります。
東京消防庁は3部制だよ!
毎日勤務
毎日勤務は平日の朝から夕方まで働き、土日祝日が休みになる、普通の会社員と同じような勤務形態です。
自治体によって多少の誤差はありますが、基本的には毎日7時間45分の勤務(例 8:30~17:15)をします。
毎日勤務者は、災害対応をせずに事務系の仕事に従事する職員が多いのが特徴です。
毎日勤務は1ヶ月の休みは8日程度だから、休みは多くないよ!
交代制勤務の勤務日一日の流れをチェックしよう
消防士になると、まず全員が交代制勤務に従事します。
この章では、そんな交代制勤務(24時間勤務)の勤務日の流れを確認してきましょう。
時間 | 勤務内容 |
---|---|
8時30分 | 勤務開始 |
9時~ | 車両、資器材点検 |
10時~ | 訓練 |
12時~13時 | 昼食、休憩 |
13時~ | 事務 |
15時~ | 訓練 |
17時~ | 体力錬成 |
18時30分~ | 一日のメール、その他引継ぎ事項の共有 |
19時~ | 夕食、風呂 |
23時~6時 | 仮眠、警備勤務 |
7時~ | 掃除 |
8時半 | 逆番との引継ぎを行い勤務終了 |
あくまでこれは一例で、以上のような勤務スケジュールの中で災害対応もするので、食事の時間が遅くなったり訓練ができなかったりもします。
また24時間勤務中も、しっかり休憩時間は確保されています。
24時間のうち休憩時間を引くと、勤務時間は15時間30分に設定されている消防本部が多く、日勤の勤務時間が7時間45分なので、その倍の時間です。
ようするに、1日で2日分働くイメージです。
だから、当番の翌日は非番日が設定されているんだね!
交代制勤務のメリット3つ
消防士の交代制勤務には、いくつかのメリットがあるので、確認します。
交代制勤務のメリット
メリット1:休みが多い
交代制勤務の一番のメリットは休みが多い点でしょう。
先ほど説明したとおり、消防士の交代制勤務は月20日程度が休みです。
週に1回は3連休、月に1回ペースで5連休があるので、旅行などの計画も立てやすいです。
1回の勤務は24時間なので勤務時間は普通の会社員と変わらないですが、休みが多い分得した気分になれます。
メリット2:給料が高い
毎日勤務と交代制勤務の給料を比較すると、交代制勤務の方が給料が高いです。
なぜなら交代制勤務は、毎日勤務にはない手当が多く付くからです。
たとえば、交代制勤務ならではの手当は以下のような内容があります。
消防士の給料は、手当の金額で大きく変わります。
そのため手当が付きにくい毎日勤務より、手当が多く付く交代制勤務の方が給料が高くなりやすいのです。
私が勤めていた消防本部では、年齢・階級が同じ職員でも毎日勤務に比べて交代制勤務の方が、約5万円月収が高かったよ!
メリット3:平日料金でサービスを楽しめる
交代制勤務は平日でも休みがあるので、平日料金で娯楽を楽しめるといったメリットがあります。
世の中には、土日より平日の料金が安いサービスで溢れています。
土日休みの方は、人が多い休日に高い料金を支払ってサービスを楽しみますが、平日休みがある消防士の交代制勤務は、安く旅行にも行けます。
私は、趣味のゴルフは必ず平日に行ってたよ!
交代制勤務のデメリット3つ
交代制勤務にはメリットがある一方でデメリットもあるので、確認しましょう。
交代制勤務のデメリット
デメリット1:体力的に辛い
交代制勤務は24時間勤務なので、身体的なダメージが大きいです。
休憩時間や仮眠時間はありますが、災害が起きたら休息もなくなり、一睡もできない日もあります。
オールナイトして寝不足だったらしんどいと思いますが、あの感覚が毎勤務続く感じです。
消防士の中には、24時間勤務が辛いので毎日勤務を希望する方もいるよ!
デメリット2:お盆や正月も仕事
交代制勤務はシフトで勤務が決まるので、お盆や正月が必ず休みになるわけではありません。
正月やお盆の家族や友達の集まりに出席できないことは、しばしばあります。
シフトの関係で、お盆や正月がたまたま休みになることもあるよ!
もしお盆や正月は絶対に休みたいという方は、毎日勤務への異動を検討しましょう。
デメリット3:合計勤務時間は毎日勤務より長い
勤務日数が少ない交代制勤務ですが、正月や国民の祝日も仕事なので、合計勤務時間は毎日勤務よりも長くなります。
交代制勤務は毎月10日勤務で1年で120日の勤務だと想定したとき、1当番で2日分働くので1年で240日働く計算になります。
一方で毎日勤務者は、土日休みのほかに祝日や正月も休みです。
国民の休日は1年で16日、1月2.3日も休みなので、週休の他に18日も休みが増える計算です。
そのため、交代制勤務の方が休みが多い印象ですが、勤務時間は交代制勤務の方が多くなります。
よくない休日の過ごし方3選
消防士の交代制勤務は休みが多いからこそ、休みの過ごし方が重要です。
「明日の休みやることないな〜、暇だな」と言っている消防士がよくいますが、そんな消防士がやりがちな間違った休みの過ごし方を紹介します。
1:寝て過ごす
24時間勤務終わりで疲れているので、休日に仮眠をとるのは全く問題ありません。
ただし、一日中寝て過ごすのはやめましょう。
なぜなら時間を無駄にしてしまう、昼寝しすぎて夜寝られなくなる可能性があるからです。
私は当番明けに昼寝をしすぎて夜寝られず、翌日の当番に寝不足で臨んだことが何度もありました。
時間を決めて昼寝をし、できるだけ活動的に過ごすのがおすすめです。
2:ギャンブル
休日のたびにギャンブルをするのはやめておきましょう。
消防士は時間があるのでギャンブルをしがちですが、休日のたびにギャンブルにお金を注ぎ込むと、金銭面で負担がかかります。
ギャンブルにハマって借金を作り、金銭絡みのトラブルで消防士をやめた先輩がいました…
ギャンブルは娯楽として、ほどほどに楽しみましょう。
3:ぼーっと過ごす
最もやりがちな休日の過ごし方は、ボーっと過ごすことかもしれません。
特に予定がないから、YouTubeやSNSを見ていたら1日が終わったという日は、私も数えきれないくらいありました。
ぼーっと過ごして1日が終わるたびに後悔するんだよね〜!
ぼーっと過ごしているだけでは、生産的な休日は過ごせれません。
休むときは仮眠をとって休む、それ以外のときは活動的に過ごすなど、メリハリをつけた生活をしてください。
おすすめの休日の過ごし方【休みの過ごし方で人生が決まる】
消防士は休みが多いからこそ、休みの過ごし方で人生が決まると言っても過言ではありません。
上記で説明した「よくない休日の過ごし方」をしている方は、この章で紹介することを実践してみてください。
1:お金の勉強をする
消防士に一番やってほしいことは、お金の勉強です。
消防士は給料も雇用も安定しているから、お金の勉強なんてしなくてもいいよ!
と思われる方もいるかもしれませんが、消防士だからこそお金の勉強は重要です。
なぜなら公務員は副業に制限があるので、本業以外での稼ぎを作るのが難しいからです。
一般企業を見渡すと、副業を解禁している企業が多いですが、消防士は地方公務員法で副業に制限があります。
そんな消防士でもできる、数少ない資産形成の手段が「投資」です。
数ある投資の中でも、最もおすすめなのが「仮想通貨投資」です。
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2:趣味に時間を使う
休日に趣味を楽しむのも、有意義な過ごし方です。
消防士はどうしても勤務中は心身ともにストレスが溜まるので、ストレスを発散する場所が必要です。
休日は趣味に没頭しリフレッシュして、勤務を頑張ってください。
3:自己研鑽に励む
自己研鑽に励むのも、いい休日の過ごし方です。
勤務中は多忙のため、なかなか自己研鑽に充てる時間を確保しづらいので、休日に自己研鑽に励むと周りと差をつけれます。
自己研鑽の例としては、体力がないなら運動をしたり、消防の教科書を開いて勉強したりなどが挙げられます。
1日15分でも毎日継続すれば、長期的にみれば必ずあなたの身になるでしょう。
【Q&A】消防士の勤務形態に関してよく寄せられる質問に回答
最後に、消防士の勤務形態に関していよく寄せられる質問に回答していきます。
ポイント
- 休日の緊急招集はある?
- 休日にお酒は飲んでいい?
- 残業はある?
Q1:休日の緊急招集はある?
A 休日の急な招集はあります。
消防本部によって、招集になる基準は違います。
たとえば、規模の小さい消防本部は管内で炎上火災が発生すると全員招集になる本部もありますが、規模の大きい消防本部では複数の災害が同時に発生しないと招集になりません。
大雨による招集など事前に予測ができる場合もありますが、地震や火災など突発的に発生する災害もあります。
休日でも常に招集があることを想定して生活しなければいけません。
Q2:休日のお酒は飲んでいい?
A 休日にお酒を飲んでも構いません、休日に晩酌する消防士は多いです。
ただし緊急の招集がある場合もあるので、大雨や台風接近の予報があれば、お酒は控えるなどの対応をとる必要があります。
また消防士の飲酒運転は懲戒免職になるので、翌日の出勤時にアルコールが残らないよう、飲み過ぎには注意してください。
Q3:残業はある?
A 残業がある場合もあります。
交代制勤務の場合、勤務終わり間際に災害が発生したら、残業して災害対応にあたります。
私が消防隊員だったときに、火災の影響で10時間残業したことがあるよ!
あのときはツラかった……
まとめ:交代制勤務のは休みは多い
消防士の勤務形態は3つ。
- 交代制勤務(2部制)
- 交代制勤務(3部制)
- 毎日勤務
消防士の休みが多いと言われるのは、交代制勤務の場合です。
交代制勤務の特徴
- 24時間勤務
- 1ヶ月の内20日は休み
- 災害対応に当たる
- 祝日・正月も勤務のため普通の人より働く時間は長い
- 毎日勤務に比べて給料が高い
体力的な負担はありますが、休みが多くて給料も高いので、メリットは大きいです。
一方で休みが多い分、休みの過ごし方で大きな差ができます。
消防士は副業に制限があるので、なるべく早く資産形成を考えてみてください。
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