公務員の結婚休暇は何日取れる？具体的な取得期間を元公務員が解説

このような悩みを解決できる記事をご用意しました。

結婚したら、結婚式や新婚旅行のために長期休暇を取得したいと思っている方が多いのではないでしょうか。

公務員には「結婚休暇」という休暇があり、条件を満たした人は長期休暇を取得できます。

本記事では、公務員の結婚休暇の取得日数や取得期間などについて解説しているので、公務員の結婚休暇について理解を深めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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公務員の結婚休暇とは？

結婚休暇とは、結婚した方に対して与えられる休暇です。

取得日数や取得期間は各自治体ごとに異なるため、後ほど解説します。

また結婚休暇は、婚姻届を提出していない事実婚やパートナーシップ協定を結んでいる方も対象になります。

公務員の結婚休暇は特別休暇に含まれるので、有給休暇と同様に休暇中も給料が100％支給される点も嬉しいポイントです。

【日数・期間】結婚休暇の詳細について解説

結婚休暇はどの自治体にもありますが、取得日数や取得期間は各自治体によって異なります。

ここからは、国家公務員・各自治体の結婚休暇の詳細について解説していくので、結婚休暇に対する理解を深めてください。

結婚休暇の日数

結婚休暇の取得日数は、概ね5日〜8日程度に定めている自治体が多いです。

国家公務員の結婚休暇は連続する5日間・特別区は連続する7日間・広島市は連続する8日間と、広島市が結婚休暇の日数が長いことが分かりました。

なお、今回紹介した国家公務員・特別区・広島市の結婚休暇は「連続する日数」という指定がありましたが、自治体によっては結婚休暇を分けて取得できる自治体もあります。

結婚休暇の期間

結婚休暇の取得期間は、結婚の日の1週間前〜6ヶ月後までと定めている自治体が多いです。

国家公務員の結婚休暇は、結婚の日の5日前〜1ヶ月後までとかなりタイトなスケジュールとなっています。

一方で、あきる野市は、婚姻の届出をした日又は結婚の日の1週間前〜6ヶ月後までと比較的余裕を持ったスケジュールです。

茨城県は、結婚の日の5日前〜1ヶ月後までと国家公務員と同様の期間ですが、その期間で結婚休暇を取得できない理由がある場合は、結婚の日の6ヶ月後までに延長できる優遇措置があります。

茨城県の結婚休暇の優遇措置とは？

茨城県の結婚休暇の優遇措置について深掘りしていきます。

「職務上の都合」とは、業務が忙しい時期のため結婚休暇のような長期休暇を取得できない場合です。

結婚休暇は公務員である妻もしくは夫と、その配偶者の両者が休暇を取得しないといけないので、配偶者の仕事の関係で結婚休暇が取得できない場合も考えられます。

そのため、「職務上の都合」は配偶者の職務の都合も考慮されるのです。

また親族に不幸があった場合は結婚式や新婚旅行を取りやめる（延期になる）場合があり、その場合も結婚休暇の取得延長の優遇措置対象となります。

自治体によっては、茨城県のような優遇措置を設けている場合があるので、ご自身が働く自治体・働く予定の自治体の条例や規則等を確認してみてください。

基本的に週休は含まない

公務員の結婚休暇は、各自治体で定められた日数を連続した日で取得する場合が多いですが、結婚休暇中の週休はどのように考えるのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

結論、結婚休暇を連続した日数で取得する場合、週休を含む日数でカウントします。

上記のように、結婚休暇が「連続する7日間」の場合で月曜日から結婚休暇を取得する際は、翌週の日曜日までが結婚休暇となり、週休を合わせると9連休となります。

「結婚休暇と週休日が被るのは勿体ない気がするから週休日を変更できないの？」という疑問に対する答えは「自治体・所属部署の温度感による」です。

結婚休暇中の週休を週休変更で別日にずらしてはいけないというルールはありません。

週休日を結婚休暇以外の日にずらせれば、より長期の休暇にすることが可能ですが、その自治体・部署でそのような結婚休暇の取り方をする慣例があるかどうかで決まるでしょう。

私の結婚休暇の紹介

ここで私が公務員時代に取得した結婚休暇の日数について解説します。

私は24時間勤務の消防士だったので、勤務形態が事務職公務員とは異なりますが、結婚休暇と被る週休日は移動させてもいいという考えの部署だったので、週休日を移動させて長期休暇にしました。

このように、週休日を移動させて8日の結婚休暇と合わせて13連休を取得しました。

なお、有給休暇を取得すれば、さらに休暇の延長もできました。

ただし長期休暇は他の職員への負担となることから、職場の理解が必要な点を覚えておきましょう。

消防士の勤務形態について知りたい方は、こちらの記事が参考になります。

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結婚休暇の活用方法

結婚休暇は、取得期間内であれば取得理由は問われませんが、各職員がどのような理由で結婚休暇を取得しているのかを挙げました。

結婚休暇を取得する一番の理由は新婚旅行でしょう。

普段なかなか長期休暇の取得が難しくても、結婚休暇を利用して海外旅行に行く職員が多いです。

結婚休暇で結婚式を挙げる職員もいますが、結婚式は通常の週休でも挙げられるので少数派です。

また、新婚旅行に行く予定はないものの、せっかく休暇を取れるなら取っておこうという考えで結婚休暇を取得する職員もいます。

結婚休暇を取得するまでの流れ

ここからは、実際に結婚休暇を取得するまでの流れを解説していくので、今後結婚休暇を取得したいと考えている方は参考にしてください。

今回は、結婚休暇で新婚旅行に行く場合を例にします。

まずは、ご自身の自治体の結婚休暇が何日なのか・結婚休暇の取得期間はいつからいつまでなのかを確認しましょう。

結婚休暇の取得期間は、婚姻届の提出日や結婚の日によって決まる点を覚えておいてください。

結婚休暇の取得日数や取得期間を確認したら、結婚休暇を取得したい旨を職場に打診しましょう。

基本的に許可してもらえますが、職場の都合上「どうしてもこの期間は休まないでほしい」と言われる可能性もあるので、新婚旅行などの詳細な予定を立てる前に職場に一方入れておくことをおすすめします。

結婚休暇の取得日が決まり旅行の予定を立てたら、あとは新婚旅行を大いに楽しんでください。

【Q＆A】公務員の結婚休暇へのよくある質問

最後に、公務員の結婚休暇に対してよく寄せられるる質問に回答していきます。

Q1：再婚の場合も結婚休暇は取れる？

A　再婚場合でも結婚休暇は取得できます。

結婚休暇は、1回の結婚で1回取得できると覚えておきましょう。

Q2：結婚休は取りやすい？

A　結婚休暇は取得しやすいです。

離婚・再婚をしない場合は、人生で1回の休暇なので、職場も「いってらっしゃい、楽しんできてね！」という雰囲気です。

Q3：結婚休暇を取得するのに証明書は必要？

A　結婚休暇を取得するのに、結婚を証明する書類の提出は必要ありません。

各自治体で定められた休暇取得の書類に記載するだけで大丈夫です。

ただし結婚した際に、家族構成の変更等を職場へ届け出る場合には住民票などの結婚を証明する書類が必要になります。

公務員の結婚休暇は5日〜8日程度！大いに楽しもう！

本記事では、公務員の結婚休暇について深掘りしてきました。

結婚して新婚旅行を計画する際は、ぜひ結婚休暇を取得してください。

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