この記事で解決できる悩み
このような悩みを解決できる記事をご用意しました。
ビットコインをただの投資対象だと思っている方も多いと思いますが、実は店舗での決済にも利用できます。
しかしどの店舗でビットコイン決済ができるのかは、あまり知られていません。
記事前半では「ビットコインが使える店舗を調べるツール」を紹介し、記事後半では「ビットコインをお店で使う際の流れ」をご説明します。
コインチェックの口座開設
目次
基礎知識:ビットコイン(BTC)とは?
シンボル | BTC |
創設者 | サトシ・ナカモト |
発行年月日 | 2009年1月 |
時価総額 | 179兆5,590億円 (2024年7月4日現在) |
1BTCあたりの価格 | 953兆2,659億円 (2024年7月4日現在) |
発行上限 | 2,100万枚 |
中央管理者 | いない |
購入できる取引所 | コインチェック、ビットフライヤーなど |
ビットコインは「サトシ・ナカモト」と名乗る人物が2008年に発表した論文をもとに作られた仮想通貨です。
ブロックチェーンという技術が組み込まれたビットコインは安全性が高く、これまでにハッキング等の被害に遭ったことがありません。
ビットコインは仮想通貨の一種で、1万種類以上ある仮想通貨で最も時価総額が高い通貨です。
近年はビットコインを法定通貨として扱う国が現れたり、大企業がビットコインを購入したり、世間からの認知拡大と共に存在感が増しています。
ビットコインがお店で使えるまでの歴史
日本で初めてビットコインを決済手段として導入したのは、ビックカメラです。
当初は東京の2店舗で試験的に導入して、反応をみた上で今後の方針を決めるようでしたが、現在は全店舗でビットコイン決済が導入されています。
ちなみに世界で初めてビットコインに価値がついた(買い物に使われた)のが、2010年5月22日です。
場所はアメリカのフロリダ州、当時プログラマーだったラズロー・ハニエツ氏が「ビットコインフォーラム」というサイトで「10,000ビットコインをピザ2枚に交換してくれませんか?」と投稿したところ、ロンドン在住の学生ジェレミー・スターディヴァント氏が反応しました。
10,000ビットコインを現在のレートに換算すると、約1,000億円になります。
1,000億円で2枚のピザを購入したことになるので、ビットコインの価値が現在どれほど上昇しているかが分かります。
ビットコインが使える店舗を紹介
ビットコインを使えるお店は、実店舗でも通販サイトでも多く存在します。
この章では、ビットコインで決済できるお店を実店舗と通販サイトに分けて紹介します。
ビットコインが使える実店舗
まずは、実店舗から見ていきましょう。
電化製品といえば「ビックカメラ」
「ビックカメラ」は全国57の全ての店舗でビットコイン決済に対応しています。
日本で初めてビットコイン決済を導入したのも、ビックカメラです。
またビックカメラの提携店であるコジマやソフマップの一部店舗でも、ビットコイン決済ができます。
家電量販店なので高額な商品も多いですが、ビットコイン決済の上限は30万円までとなっているのがマイナス面です。
30万円を超える決済の場合はビットコイン決済ができないので、クレジットカードや現金など、その他の方法で決済してください。
高級ジュエリーショップ「ゆきざき」
「ゆきざき」は、高価格帯のジュエリーショップで、歌手の浜崎あゆみさんを広告塔にしていることでも有名です。
ゆきざきは、全23店舗およびオンライン店舗でビットコイン決済に対応しています。
また、ゆきざきで使える仮想通貨はビットコインだけではなく、ビットコインキャッシュとイーサリアムでも決済可能です。
メガネのチェーン店「メガネスーパー」
メガネショップのチェーン店の「メガネスーパー」でも、全店舗でビットコインを使えます。
メガネスーパーは2017年にビットコイン決済を導入しており、国内でも導入時期は早かったです。
メガネ業界でビットコイン決済を導入している店舗はメガネスーパーだけなので、ビットコインでメガネを購入したい方は、メガネスーパーをご利用ください。
ビットコインで旅行するなら「H .I .S」
大手旅行業者の「H .I .S」は、業界で初めてビットコインを活用した決済サービスを導入しました。
ビットコイン決済に対応している店舗は、首都圏内旗艦店 9 拠点 38 店舗で、決済上限は200万円までとなっています。
なおH .I .Sでは、ビットコイン専用ツアーも用意されています。
ECサイト
続いてビットコインが使えるECサイトもご紹介します。
ビットコインが使えるECサイト
電子ギフト券販売サイト「amaten」
「amaten」は、Amazonギフトカードを中心にAppleカードやGoogleカードなど、ギフト券を出品・購入できるサイトです。
amatenは、事前にチャージしておいた残高でギフト券を購入でき、チャージに仮想通貨が使えます。
使える仮想通貨は、ビットコインのほかモナコインも利用可能です。
仮想通貨決済を前提として作られた「Bitcoinmall」
「Bitcoinmall」はその名にビットコインと入っている通り、ビットコインが利用できるECサイトです。
今まで紹介した「ビックカメラ」や「amaten」などは既存のサービスにビットコイン決済を後付けしていますが、Bitcoinmallはビットコイン決済を前提として作られたサービスという点で違いがあります。
Bitcoinmallは商品価格欄の上に仮想通貨価格(ビットコイン、ライトコイン、モナコイン)が表示されており、その下に参考として日本円が示されています。
ビットコインで商品を購入する経験をしたい方は、Bitcoinmall利用がおすすめです。
家電やAV機器のECサイト「ECBB」
家電やAV機器の販売をしているECサイト、「ECBB」でもビットコイン決済ができます。
ECBBはデザイン性が豊かで、オリジナルな製品を求めている方におすすめなサイトです。
クレジットカード決済や銀行振込などのほかに仮想通貨決済もあり、現時点でビットコインのみ支払いに対応しています。
ビットコインで決済できる店舗の調べ方3つ
「店舗での支払いにビットコインを使いたいけど、どの店がビットコイン決済に対応しているか分からない」という方も、多いのではないでしょうか。
この章では、ビットコインが使える店を調べられる3つのサイトをご紹介します。
ビットコインが使える店を調べられるサイト3選
世界中の店を検索できる「coinmap」
最初に紹介するサイトは「coinmap」です。
coinmapは海外のサイトなので英語表記ですが、スマホやPCの翻訳を使えば、日本語表記も可能です。
ビットコイン決済に対応している店舗がある地域は色が変化しており、関東や関西圏を中心に都市部でビットコイン決済対応店舗があるのが分かります。
マップをさらにアップすると、具体的な店舗名や場所が表示されます。
coinmapは、全世界のビットコイン対応店舗を調べられるので、海外旅行の際に利用してみてください。
日本の店舗を調べるなら「bitcoin日本語情報サイト」
次に紹介するサイトは「bitcoin日本語情報サイト」です。
その名のとおり、仮想通貨に関する情報が日本語で紹介されているサイトで、ビットコインが使える店舗情報も紹介されています。
bitcoin日本語情報サイトで紹介されているビットコイン決済対応店舗は、通信販売20件、実店舗195件です。
当サイトで紹介している店舗以外にもビットコイン決済対応店舗は多数存在すると思われ、2016年時点で4,000店舗以上がビットコイン決済に対応していると言われています。
分かりやすいサイト設計の「Bitpress」
最後に紹介するのが、「Bitpress」です。
Bitpressは日本のみに特化したサイトで、表示が各地区ごとに分かれているので、一見して分かりやすいサイトとなっています。
ただしBitpressは上記2つのサイトに比べて、掲載店舗数が少ないのがデメリットです。
そのため上記2つのサイトを併用して、ビットコインが使えるお店を調べるのがおすすめです。
ビットコインで決済するメリット4つ
ここからは、ビットコインで決済するメリットを解説していきます。
ビットコインで決済する4つのメリット
財布がいらないので便利
ビットコインで決済すると、スマホ一つで決済できるので、持ち物が少なくて済むのが便利です。
クレジットカード決済は、スマホで管理できるタイプでないとカードを持ち歩かないといけません。
しかしビットコイン決済ができれば、財布やクレジットカードを持ち歩かなくても済むので、労力がかかりません。
換金の手間がかからない
ビットコインで決済すると、換金の手間がかからず便利です。
なぜなら自身の仮想通貨ウォレットから直接支払いができるからです。
通常、仮想通貨を利用する場合、ウォレットに入っている仮想通貨を売却し、自身が利用している銀行口座に日本円として換金しなければいけません。
換金の手間がめんどくさいと感じる方は、ビットコイン決済の方が楽だと感じるでしょう。
各種手数料が安くなる
支払いをビットコインですると、各種手数料が安くなってお得です。
ビットコインを自身の銀行口座に日本円として換金する場合、以下の手数料がかかります。
ビットコイン決済の場合、以上のような手数料がかからない分、お得に利用できます。
世界中どこでも使える
ビットコイン決済は、対応店舗であれば世界中どこでも利用できます。
理由は一つで、ビットコインは全世界共通の通貨だからです。
たとえば法定通貨を使ってアメリカで買い物をする場合、日本円を米ドルに交換しないといけません。
通貨交換の際、手数料も発生します。
ビットコインがあれば世界中で簡単に使えて、通貨交換手数料もかからないので便利でお得です。
仮想通貨で決済するデメリット3つ
逆にビットコインで支払うデメリットをご紹介します。
仮想通貨で決済する3つのデメリット
税金がかかる
ビットコインで支払う場合、税金がかかる場合があります。
なぜならビットコインで支払うということは、ビットコインの売却に該当するからです。
仮想通貨は雑所得なので、利益が出たタイミングでビットコイン決済をすると、利益分の所得税(累進課税)がかかります。
なお、支払い金額に対して10%の消費税と利益額に対して10%の住民税が合わせてかかります。
含み損があるタイミングでビットコイン決済をすると、利益がないので所得税と住民税はかかりません。
ビットコインで支払うと税金がかかりますが、日本円に換金して銀行口座に振り込んでも同じく所得税と住民税はかかるので、実は同じことです。
価格変動リスクがある
ビットコインをお店で使う場合、価格変動リスクがあるのは念頭に置いておきましょう。
ビットコイン決済をするということは、ビットコインを売却するのと同じなので、もしお店でビットコインを使うときに価格が下がっていたら、損をする可能性があります。
例を挙げるなら、1BTC=1,000万円で購入したビットコインがお店での決済時に1BTC=800万円になっていたら、2割損をしてしまいます。
ビットコイン決済をすると、売却タイミングを選べず決済時のレートで売却されるので、損をしたくない方はビットコイン価格を確認して決済してください。
利用できる店舗が少ない
ビットコインが使えるお店は増えてきていますが、まだまだ多くありません。
利用可能店舗数が少ないので、利便性は悪いです。
同じ電子決済サービスのPayPayや楽天ペイなどが普及しているので、利便性ですでに満足感を抱いている方も多いのではないでしょうか。
現時点では、時代の流れに敏感な方しかビットコイン決済を利用していません。
しかし仮想通貨の市場拡大とともに認知や利用の幅が広がれば、ビットコイン決済を取り入れるお店が増えると予想されます。
ビットコインで決済するための事前準備
ビットコインで決済するための事前準備は以下の3ステップです。
ビットコインで決済するための事前準備
今回は、「メガネスーパー」や「Bitcoinmall」での決済に対応しているコインチェックを例に説明します。
ステップ1:仮想通貨取引所を開設する
コインチェックの口座開設
まずは仮想通貨取引所を開設しましょう。
コインチェックの口座開設はこちらの3ステップです。
コインチェックの口座開設方法は、こちらの記事で写真付きで解説しています。
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ステップ2:口座に入金する
口座開設が完了したら、ビットコインを購入するために口座へ入金します。
口座に入金する方法は以下の3つです。
以上の3つ方法の中で、おすすめなのは銀行振込です。
コンビニ入金及びクイック入金の場合、770円以上の手数料がかかります。
銀行振込は手数料無料なのですが、振込手数料は自身で負担しなければいけません。
そのため、振込手数料がかからない銀行から振り込むのがおすすめです。
私は振込手数料無料の銀行から銀行振込しているので、手数料はかかっていません。
お好みの入金方法で入金しましょう。
ステップ3:ビットコインを購入する
入金が完了したら、実際にビットコインを購入しましょう。
仮想通貨の購入は取引所と販売所でできますが、取引所で購入してください。取引所の方が安く購入できます。
ちなみにコインチェックアプリは販売所になるので、取引所で購入する場合はWebプラウザでログインして購入してください。
ビットコイン決済にかかる注意点3つ
ビットコインで決済する際に、いくつかの注意点があるので確認しておきましょう。
ビットコイン決済の注意点3つ
決済に時間がかかる
ビットコインでの決済は、時間がかかるので注意してください。
クレジットカードや電子マネーはすぐに決済できますが、ビットコイン決済は約10分程度の時間がかかると言われています。
なぜ決済に時間がかかるかというと、マイナーと呼ばれる計算をする人が、送金に不備がないかを確認しているからです。
ただしビックカメラのビットコイン決済は、想像以上に早かったとの口コミもありました。
ものは試しで、実際にビットコインでの支払いをしてみるのも良いかもしれません。
税金の計算がややこしい
ビットコインで決済する場合、税金の計算がややこしいです。
ビットコイン決済でかかる税金は、以下のとおりです。
消費税は、支払い方法が何であれ必ずかかるので、ビットコインでも例外なく購入金額の10%がかかります。
所得税と住民税は、利益分に掛けられる税金です。
住民税は一律10%です。
所得税の計算方法は累進課税
所得税は累進課税で、1年間の利益が20万円を超えている場合、以下のように税金がかかります。
利益が大きくなると、その分所得税が高くなります。
所得税は1年間の累計なので、所得税を抑えたい方はご自身で利益額を管理してください。
店によって手数料が違う
ビットコインを支払いで利用すると、数パーセントの手数料が発生する可能性があります。
なぜならビットコインでの支払いは、ビットコインの送金と同じだからです。
手数料は取引所や送る相手によって変わるので、ビットコイン決済を利用する前に、どのくらい手数料が発生するかは調べておきましょう。
ビットコイン決済に関するよくある質問に回答
最後に、ビットコイン決済に関するよくある質問に回答していきます。
ビットコインはコンビニでも使える?
現在(2024年7月)、ビットコイン決済ができるコンビニはありません。
コンビニでビットコインが導入されていない一番の理由は、決済に時間がかかる点です。
手軽さが大切なコンビニで、一人当たり決済に10分もかかるようだと、レジで大行列ができてしまいます。
今後、ビットコイン(仮想通貨)の決済時間が短縮されるようであれば、コンビニで仮想通貨決済が導入されるかもしれません。
ビットコイン以外の仮想通貨も店舗決済に使える?
ビットコイン以外の仮想通貨も利用できる店舗はあります。
以上のようにビットコイン以外も使える店舗があるので、複数の仮想通貨を持っていると、決済に幅が広がります。
まとめ:ビットコインで店舗決済してみよう
ビットコインが使える店舗の例
- 電化製品といえば「ビックカメラ」
- 高級ジュエリーショップ「ゆきざき」
- メガネのチェーン店「メガネスーパー」
- ビットコインで旅行するなら「H .I .S」
- 電子ギフト券販売サイト「amaten」
- 仮想通貨決済を前提として作られた「Bitcoinmall」
- 家電やAV機器のECサイト「ECBB」
以上の7店舗はあくまで一例なので、ビットコインを使える店舗はまだたくさんあります。
個人経営の飲食店などでも、ビットコインを使える店舗はあるので、一度調べて見てください。
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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:AppTweak
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